痛くないですか? 痛くないですよね!? いよいよ親知らずを抜歯――衝撃の歯医者さん。
先日、特に痛いわけでもない神経を抜いてもらった歯医者さんにこう言われました。
歯医者さん:「この際親知らずも抜いちゃいませんか?」
千歳:「……よろしくお願いします」
というわけで、いよいよ今日は親知らずを抜く日です。
直前、職場で同僚たちに、
同僚A:「親知らず抜く前は、頬がもうすごい勢いで腫れてて、もう痛いのなんのって」
同僚B:「自分のばあいは、抜いたあとなかなか血が止まらなくて」
同僚A:「抜いたら、それがさらに大きく腫れちゃってですね。それからの数日間、もう見られたもんじゃなかったですよ」
同僚B:「もうホントに血が止まらなくて、うがいとかずっと真っ赤で、マジ怖くなってなんか気を失いそうな勢いでした」
みたいな励ます気0%の暖かいお言葉をいただいていた千歳はもう、かなりブルー。
けど今日で予約しちゃってるし、ドタキャンして歯医者さんに迷惑かけるわけにも行かないので、しぶしぶ千歳はもうすっかり常連となった歯医者さんにおもむいたのでした。
治療用のイスに座り、エプロンも掛けてもらって準備万端。気分はもうまな板の上の千歳。
歯医者さん:「はい、では始めますよー」
心なしか歯医者さんも、いつにもまして気合が入っている様子。
千歳:「はえ」
すでに大口開けている千歳は間抜けな言葉を発して、すでに準備完了である旨を伝えます。
まずは麻酔注射。
プスリ。
チュチュチュチューと、麻酔を歯茎に注入しました。
で、しばしほっとかれているうちに、口の中の感覚がおかしくなってきます。麻酔が効き始めたのです。
次はいよいよ抜歯です。
ガチャガチャ。
歯医者さんがなにやら不穏な器具を取り出すのが気配でわかりました(千歳には死角になっていて見えない)。
キラーン☆
歯医者さんのメガネが光ったような気がします。
口の中に、その不穏極まりない器具が差し込まれ、抜歯開始です。
グリグリグリ。
歯医者さん、ものすごい力で千歳の歯を引っ張り始めました。
いやもうマジすごい力で。
こ、この痩せた歯医者さんのどこにこんな力が……!?
ええ、それはもうびっくりしましたとも。
千歳が口をあんぐりあけているのは、なにも歯医者さんに手を突っ込まれているからだけではないのです。
そして、事件はこの直後に起こりました。
グリグリグリ。グリグリグリグリグリグリ!

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