中学校の同級生6人が集まって忘年会を開いた。 場所は、やはり中学の時同級生だったヒロコが、旦那とやってる名古屋料理店だ。 手羽先に舌鼓を打ってると、ヒロコとおさむたんが小学生の頃のアルバムやら文集やらを持ち出してきた。 ハギノがおいていったらしい(ハギノも中学の同級生。もう10年以上会ってない)。 おさむたんが、 「ちーくん(俺の一番古いあだ名)の書いたゾウの物語がシュー...
中学校の同級生6人が集まって忘年会を開いた。
場所は、やはり中学の時同級生だったヒロコが、旦那とやってる名古屋料理店だ。
手羽先に舌鼓を打ってると、ヒロコとおさむたんが小学生の頃のアルバムやら文集やらを持ち出してきた。
ハギノがおいていったらしい(ハギノも中学の同級生。もう10年以上会ってない)。
おさむたんが、
「ちーくん(俺の一番古いあだ名)の書いたゾウの物語がシュールだったって、ハギノが言ってたよ」
と、冊子を取り出しながら言ってきた。
それは俺たちが小学三年生の時に書いた物語形式の作文を、先生が作品集としてまとめた代物だった。
へえ、懐かしいな。しかし、シュールって……。
小学三年生の俺捕まえて、いくらなんでもシュールはないだろう?
ていうか、いまだにシュールな作品なんか俺書けないのに、純真無垢な子供だった頃の俺が、そんなもの書けるものか。
若干憮然としながら、俺はその文集をパラパラとめくり始めた。あった。俺の書いた話だ。
俺は、昔の俺が書いた物語を、初めて目にするような気持ちで読み始めた。

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